Column 11 ░ 専門職の聖域

士業のホームページ制作
——弁護士・税理士が押さえるべき7つの要点

弁護士、税理士、司法書士、行政書士—— 士業のホームページには、一般的な企業サイトとはまったく異なる設計思想が求められます。 商品を売るのではなく、「相談してみよう」と思ってもらうことがゴールだからです。
本記事では、法律事務所のサイト制作を手がけてきた経験から、 士業サイトで押さえるべき7つの要点を解説します。

士業サイトの目的は「相談のハードルを下げる」こと

まず前提を共有します。士業のホームページを訪れる人は、 多くの場合困りごとを抱え、不安な状態にあります。

借金、相続、離婚、税務調査、労働トラブル—— いずれも他人には相談しにくい問題です。そして訪問者の頭には、こんな不安があります。

つまり、士業サイトの役割は売り込みではなく、不安の除去です。 この一点を外すと、どれだけ立派なサイトを作っても問い合わせは増えません。

要点1-2:人柄の可視化と、分かる言葉

要点1:顔写真と人柄が見えること

士業は「人」に依頼するサービスです。 事務所の外観や書棚の写真より、専門家本人の顔写真が圧倒的に効きます。

表情は、硬すぎず、かといって軽すぎず。 「この人になら話せそうだ」と感じてもらえるかどうかが基準です。 加えて、なぜこの仕事をしているのか、どんな想いで依頼を受けているのか—— 短い文章でも、人柄は伝わります

要点2:専門用語を使わない

これは士業サイトで最も多い失敗です。 「債務整理」「遺留分侵害額請求」「事業承継スキーム」—— 業界では当たり前でも、相談者にとっては未知の言葉です。

正式名称を併記するのは構いませんが、見出しは相談者の言葉で。 これは検索対策としても有効です。人は専門用語ではなく、悩みの言葉で検索するからです。

要点3-4:専門分野の明示と、料金の透明性

要点3:取扱分野を明確にする

「何でも対応します」は、一見親切に見えて、実は選ばれにくくなります。 相談者は「自分の悩みの専門家」を探しているからです。

相続に強い、企業法務に強い、労働問題を多く扱っている—— 得意分野を明示したほうが、その分野の相談は確実に増えます。 分野ごとに独立したページを設けると、検索対策としても効果的です。

要点4:料金を可能な限り示す

士業サイトで最も問い合わせ率を左右する要素です。 「料金は相談の上」としか書かれていないサイトは、それだけで敬遠されます。

案件ごとに変動するのは当然です。それでも、

これらを示すだけで、問い合わせの心理的障壁は大きく下がります。

法律事務所の制作実績があります

うっかり企画は、東京・葛飾区のとよた法律事務所様、 名古屋市内の法律事務所様のWebサイトを手がけてきました。
士業特有の事情を理解した上で制作します。先着5社限定 50万円(税別)

▸ 制作実績を見る / WORKS ◂

要点5-6:相談の流れと、信頼の裏付け

要点5:相談の流れを図解する

初めて士業に相談する人は、何が起こるか分からないことを恐れます。 次のような流れを、順を追って示してください。

  1. 電話またはフォームでご連絡(受付時間、返信の目安)
  2. 日程調整(オンライン相談の可否も明記)
  3. 初回相談(所要時間、費用、持参するとよい資料)
  4. 方針のご提案とお見積り
  5. ご依頼・着手(ここまで費用は発生しない旨も明記)

特に「持ち物」と「相談だけで終わっても構わない」ことの明記は効果的です。

要点6:信頼の裏付けを示す

士業は資格職ですが、資格を持っていることは差別化要素になりません。 全員が持っているからです。示すべきは次のような要素です。

要点7:地域名でのSEO対策

士業への相談は、多くの場合地域で探されます。 「弁護士 相続 〇〇市」「税理士 〇〇区 確定申告」といった形です。

したがって、次の対策が有効です。

全国区の大手事務所と正面から競うより、地域+専門分野で 上位を狙うほうが、はるかに現実的で費用対効果に優れます。

広告規程への配慮

士業には、各会が定める業務広告に関する規程があります。 制作会社がこれを知らないまま作ると、規程違反となる恐れがあります。

弁護士の場合、日本弁護士連合会の「弁護士等の業務広告に関する規程」により、 次のような表現が制限されています。

税理士、司法書士、行政書士にも、それぞれ各会の会則・規程があります。 制作前に必ず確認し、制作会社にも共有してください。 士業サイトの経験がある制作会社であれば、この点を理解した上で提案してくれます。

// 制作会社選びの基準

「広告規程について、どう配慮されますか?」—— この質問への回答で、士業サイトの経験値が分かります。 規程の存在自体を知らない制作会社には、注意が必要です。

よくある失敗

最後に、士業サイトでよく見られる失敗をまとめます。

  1. 格式を重んじるあまり、冷たい印象になる——重厚な色使いと硬い文章で、相談しにくい雰囲気に。信頼感と親しみやすさは両立できます
  2. 事務所の歴史や理念が最上部にある——相談者が最初に知りたいのは「自分の悩みを扱っているか」です
  3. 顔写真がない、または遠すぎる——人に依頼するサービスで、人が見えないのは大きな損失です
  4. 料金に一切触れていない——最も多い離脱理由の一つです
  5. スマホ対応していない——悩みを抱えた人は、夜間にスマホで検索しています
  6. 更新が数年止まっている——「現在も営業しているのか」と不安を与えます

士業のホームページは、派手さも凝った演出も必要ありません。 必要なのは、不安を抱えた人が「ここなら相談できそうだ」と感じられること。 それだけです。

// この記事のまとめ

士業サイトの目的は相談のハードルを下げること
顔写真・平易な言葉・専門分野の明示・料金の透明性・相談の流れ——この5点が中核。
そして地域名でのSEO各会の広告規程への配慮を忘れずに。

▸ 先着 5 社 限定 / Invoke Now ◂

士業サイトの実績が、
あります。

法律事務所のWebサイト制作を手がけてきました。広告規程にも配慮して制作します。
先着5社限定 50万円(税別)/無料相談・オンライン面談を実施中。

▸ 料金の詳細を見る / PLAN ◂ ✉ 無料で相談する