Column 08 ░ 検索の理

ホームページのSEO対策
——制作段階でやるべきこと全リスト

SEO対策と聞くと、公開後に少しずつ改善していくもの——そう思われがちです。 しかし実際には、制作段階でしか安く実装できない項目が数多く存在します。 公開後に手を入れると、構造を作り直すことになり、費用も工数も跳ね上がる。
本記事では、制作時に必ず押さえるべきSEO内部対策を優先度順に整理し、 発注時に何を確認すべきかまで解説します。

SEOは「内部対策」から始まる

SEO対策は大きく内部対策外部対策に分かれます。

このうち、制作段階でやるべきなのは内部対策です。 そして重要なのは、内部対策の多くが「後からやると高くつく」という点。 家に例えるなら、基礎工事に相当します。建ててから基礎を直すのは、非常に困難です。

最優先:サイト構造とURL設計

これが最も重要で、最も後戻りしにくい項目です。

サイト構造

トップページから各ページへ、論理的な階層で辿れる構造にします。 理想はトップから2〜3クリック以内で全ページに到達できること。 深い階層に埋もれたページは、検索エンジンにも訪問者にも見つけてもらえません。

URL設計

URLは、内容が推測できる短い英数字が理想です。

注意すべきは、公開後にURLを変更すると、それまでの検索評価がリセットされる点です。 リダイレクト設定で緩和はできますが、完全ではありません。最初に決めきることが肝心です。

必須:タイトルとmeta設定

タイトルタグ

検索結果に表示される見出しであり、SEOで最も影響力の大きい要素の一つです。

meta description

検索結果でタイトルの下に表示される説明文です。 直接的な順位への影響は小さいものの、クリック率を左右します。 80〜120文字程度で、そのページを読むと何が分かるのかを明示してください。

見出し構造とコンテンツ設計

見出しタグの階層

h1 から h3 までを、正しい入れ子構造で使います。

見出しは、検索エンジンがページの構造と主題を理解する手がかりです。 正しい階層は、そのまま読みやすさにも直結します。

コンテンツの設計

SEOにおいて、最終的にものを言うのはコンテンツの質と量です。 制作時点で意識すべきは次の点です。

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技術的対策:速度・モバイル・構造化データ

表示速度

表示に3秒以上かかると、多くの訪問者が離脱します。速度は検索順位の要因でもあります。

モバイル対応

Googleはスマホ版のページを基準に評価します(モバイルファーストインデックス)。 PC版がどれだけ美しくても、スマホで崩れていれば評価は上がりません。 レスポンシブ設計は必須と考えてください。

構造化データ

ページの内容を、検索エンジンが理解しやすい形式で記述する仕組みです。 会社情報、サービス、FAQ、記事などをマークアップすることで、 検索結果にリッチな表示(FAQの展開など)が出る可能性があります。 近年はAI検索での引用にも影響するため、重要性が増しています。

その他の基本項目

公開直後にやるべき初期設定

サイトを公開しただけでは、検索結果に出るまで時間がかかります。 次の作業を必ず行ってください。いずれも無料です。

  1. Google Search Console に登録——サイトの所有権を確認し、検索での状況を把握できるようにする
  2. サイトマップを送信——ページの存在を検索エンジンに直接伝える
  3. インデックス登録をリクエスト——主要ページのクロールを優先的に依頼する
  4. Google Analytics を設置——訪問者数や行動を計測する
  5. Bing Webmaster Tools にも登録——ChatGPT等のAI検索はBingの情報を参照します

// 見落とされがちなこと

これらの初期設定を行わないまま「検索しても出てこない」と悩んでいるケースが非常に多くあります。 制作会社に依頼する際は、この初期設定まで含まれるかを確認してください。

発注時に確認すべき質問

「SEO対策込み」という言葉は曖昧です。次の質問で中身を確認してください。

これらに具体的に答えられる会社は、内部対策を理解しています。 逆に「SEOに強いサイトを作ります」としか言わない場合、実態は伴っていない可能性があります。

なお、「検索1位を保証します」という業者には注意してください。 検索順位はGoogleが決めるものであり、第三者が保証できる性質のものではありません。

// この記事のまとめ

SEOの土台は制作段階で決まる。特にサイト構造とURL設計は後戻りが困難。 タイトル・見出し・速度・モバイル・構造化データを押さえ、 公開直後にSearch Consoleの登録とサイトマップ送信を必ず実施すること。

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